ジャガーメンテナンスコーナー掲示板 772577

メンテに関すること、それ以外のこと、何でも結構です、お気軽にご利用下さい。
車に関するご質問は車を見ずに原因等を推測するため
車種、年式とともに可能な限り写真と詳しい状況をお知らせ下さい。

最近質問しっぱなしの方が増えております。
質問をされた方はコメントに対する考えや点検結果などを速やかに書き込むようにしてください。

質問しっぱなしの方の投稿はお断りします!!


デフのOH

1:秋山 :

2015/02/06 (Fri) 22:11:04

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423228264.jpg   皆さん   こんばんは

 先日は鉄路の話に脱線してすみませんでした。

 先月から始めているリアサス降ろしてのOHですが、やっとデフの分解まで漕ぎ着けました。
 色々と困難な作業も有り、SSTなど無い状況での作業ですから手間がかかりましたが、無い知恵を絞って何とか切り抜けました。
 これからは各パーツの洗浄、塗装を経て新品のベアリングやシール類の取り付け組み立てに入ります。

 一般のパーツ類を組み立てるのとは異なり、各部にシビヤーな数字が待ち受けますので、可也神経を使いながらの作業になる事と思われます。

 エンジン、AT、パワステ、デフなどは修理の中でも専門業者の分野ですから、中々中身を見る機会は無いと思います。
 私もデフをバラバラにしたのは初めてで、色々と面白い工夫が凝らされて居り、大変勉強に成りました。

 写真は結構撮りましたが、皆載せる事は出来ませんので、最後に撮った物を載せてみます。

 ドライブピニオンシャフトです。分解の工程としては最後でないと取り出せません。
 先日japthugさんも仰っていたコラプシ・スペーサーの部分も新品とは2ミリ近く圧縮されて居り、リブが膨らんで居るのも分かりますね。
 面白いな!”と思ったのは右上写真の様にフロント側ベアリングインナーレースが手でスーッと嵌るんですよ! 訳有ってこの様な作りに成っているのですが、中々考えられて居るな、と思いました。

 左下の写真の様な構成でドライブピニオンギアは取り付けられて居ります。

 追々ご報告しながらその時の状況写真を載せて行きたいと思います。

 
30:秋山 :

2015/02/17 (Tue) 14:55:12

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1424152512.jpg   こんにちは

 今日はアウトプットオイルシールの打ち込みを行いました。 作業自体は何の変哲も無い簡単な事だったのですが、疑問点があり英文の注釈をjapthugさんに解説頂いてやっと敢行しました。
 
 S2前期タイプ以前のデフ用の構造ですので、一般的では有りませんが一応写真を載せてみました。

 左から右へ進みます。シールはブラケット裏側から打ち込みます。 薄くデフオイルをシールに塗り、ブラケットに乗せます。 指で軽く押し込むようにして安定させ、力が平均に加わる様に、またシールの淵が痛まないように適当な板を当て満遍なくハンマーで打ち込みました。力はそんなに要りません。

 シールはブラケットの溝底まで一杯に打ち込みます。
最後の写真が打ち込み完了の状態です。
 赤丸で囲った様にブラケット上面より僅かにシールの淵が出ております。この出っ張りが重要だそうで、絶対に取り除いてはダメ!と云う注釈が分らなかったのです。
 また溝の深さとシールの高さがノギス測定では同じだった為、打ち込んだ時に面一になるのでは?と疑問でした。
 表面の方はシール底面とブラケット間に隙間が有り、表から水が入った時の水抜き穴も空いて居ります。(裏面の長細く見える穴)

 やっと一つ段階が進みました。(^;^)

 ギア噛み合い関係の調整方法は分りましたが、肝心の量的な事が判りません。 組み込んでしまうと調整出来ませんので、何とか大まかなデータでも取れればと思い簡単なテスト台を考え中です。
29:秋山 :

2015/02/13 (Fri) 10:42:23

japthugさん  おはようございます

 あー良かったです。 見方が一致して! 正に"百聞は一見に如かず"ですね! 常ずね管理人の小川さんやjapthugさんも云っておられる様に、出来るだけ視覚に訴える情報が役立つと云う事ですね。

 それにしてもあの画像説明の"increase"と"decrease"
取り違えられて居るのには参りましたね!
 本当に最初は???でしたから・・・  いたずらだとしたら怖いですね。

 良く有る事ですが、知らなければ信じてしまいますからねー!

 それから気が付いた事ですが、私が持っているS3のマニュアルでもこの歯の説明箇所で(51-4頁)Fig.3とFig4の図面が取り違って居るようです。 お持ちの方一度ご確認ください。

 歯の山の部分をFaceとは・・・私の辞書には見当たりませんが、歯を切る前は確かにこの面はFace(表面)ですよね!(^;^)

 japthugさんとのチャット状態が解消されてホッ!としました。(^;^) 有難う御座いました。

 皆さんご迷惑をお掛けしました。

 
28:Japthug:

2015/02/12 (Thu) 23:55:56

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423752956.jpg ああー、失礼いたしました、そうですね、おっしゃる通りです。
さらに調べてみると、faceというのは表面と訳していますがギアの山を指す言葉だそうで、High tooth contactは山側に当たっている状態ということで間違いないです。

さらに、画像検索で調べると画像が間違っていることがわかりました。
正しい画像はこちらです。
だれかが違う車種用に画像をいじっていたようです。

リングギアの歯に対して浅く当たっているわけですから、ドライブギアを押し込めば良い、という方が明らかに理にかなっていますしね^^;
訳しながらそれでいいのかとは思っていましたが間違いがわかってよかったです、失礼いたしました。
27:秋山 :

2015/02/12 (Thu) 21:08:06

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423742886.jpg   こんばんは

 わざわざマニュアルの添付恐れ入ります。 
 車種が違えど(S2、S3、XJ-S)と全く同じ説明文ですね。

 あの図面の見方に依って谷か山かの見解の相違が生じる様にも思われますが・・・・・
 不幸?にも今は私とjapthugさんの見方が違っているのではと認識しておりますが・・・

 先程、リングギアの歯の部分写真を2方向から写して図面の歯型と比較してみました。
 手書きですがA、B、C、D、を夫々に書き込んで見ました。 これだけですとどちらにも見えます。

 私が山と見た理由は歯Cの説明にDRIVE sade のギアは
convexである。というところです。 実際こちら側にピニオンギアの駆動力は掛かります。 COST側には掛かりません。
  と見ておりますが、だめでしょうか?

 これは、いよいよ簡単なテスト冶具でも作って、光明丹の出番かな?
 
26:Japthug:

2015/02/12 (Thu) 16:55:37

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423727737.jpg こんにちは。
私のマニュアルの写真を添付いたします(飼っているインコに汚されてしまったので多少汚れがあるのはご容赦ください^^;;;)

画像からするに谷の部分ということで宜しいかと思います。
25:秋山 :

2015/02/12 (Thu) 10:23:07

japthugさん

 おはよう御座います。 マニュアルの説明は訳して頂いた通りだと思います。(質問者の立場で言える事では有りませんが)
 マニュアルに添付されている図面のHigh Toothが、実際のリングギアの"谷"なのか"山"なのか見方に依って逆に成ってしまいます。私はあの図を"山"と見た訳です。
 先程一寸現物を見て居たのですが・・・・ 非常に分り難いですね。 "山"の部分が多少前後で幅が違うかな?と思える位です。(ノギスで測って) 谷の部分は変わらない様な・・・・
 画像では見る限り"山"ですよね? それを尚シムを減らしてピニオンギアとの当たりを少なくせよ!と有るのも・・・ うーん、分らん!(^;^)

 直メールの件有難う御座います。 このデフの事なのですが、恐らく皆さんの物とは異なる構造の箇所が有りまして、その説明部分に分らない所が有り、また英訳をお願いしたいと思っております。 宜しくお願いします。
 皆さんのデフの部分は、小川さんのメンテ記事に載っております。
24:Japthug:

2015/02/11 (Wed) 23:18:12

秋山さん

いえいえ、画像の説明とジャガーのマニュアルの説明は全く同じですよ。ちょっと訳し方が悪かったですかね^^;
整備書で訳した部分のハイトゥースコンタクトは、あたりが奥に出ている場合ですので、あたりが手前の方に出ている場合は訳した部分の逆をやることになります。
つまりシムは減らさなくてはいけません。

メールの件了承いたしました、いつでも結構ですのでまたよろしくお願いいたします^^
23:秋山 :

2015/02/11 (Wed) 18:07:53

japthugさん

 画像を有難うございます。この画像を見ますと私の場合は左上の状態ですので、矢張りピニオンギアの方のシム調整になりそうですね。しかし、マニュアルとこの画像の説明は反対なのですが・・・・どちらが正解やら・・・・
 困りましたね!(^;^)

 デフケースの塗装はお陰様で完了しました。

 別項目でお教え頂きたい事が有りますが、直接メール差し上げても宜しいでしょうか?
22:Japthug:

2015/02/11 (Wed) 16:01:44

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423638104.jpg すみません、リンクではダメなようですね^^;
改めて貼っておきます。
おっしゃる通りリングギアを押し込めということでいいようです。
21:秋山 :

2015/02/11 (Wed) 10:55:52

 jaothugさん

 おはよう御座います。お手数をお掛けしております。英訳有難う御座いました。 つまるところ、”ピニオンギアーをもっと押し込め”と言う事なのでしょうね?

 素人考えでは、リングギアの方を寄せれば?と思って、マニュアルを読むと上記の様な説明で、ハテ?と考え込んでしまった訳です。

 お教え頂いた超シンプル画像と云う所には何故か私のパソコンでは開く事が出来ませんでした。

 自分なりにまた良く考えてお教えいただきたいと思います。

 我が家の猫の額ほどの庭にやっと日が射して来ました。 僅か3~4時間程の間ですので、これからデフケースの塗装を行いたいと思います。 勝手を申して済みませんがご容赦の程を。

 後刻、又ご連絡いたします。先ずはお礼まで。
20:Japthug:

2015/02/11 (Wed) 05:48:24

デフの歯当たりに関して、超シンプルな画像を見つけました。
ジャガーの整備書の記述もつまるところこういうことです。

http://www.pirate4x4.com/tech/billavista/PR-ARB/articles/14b_Gear_Setup/IMG_2000.jpg
19:Japthug:

2015/02/10 (Tue) 22:44:25

秋山さん

そうですね、デフまで分解して組み上げようなんていう強者はなかなかいらっしゃらないでしょう^^;

訳に関してはとりあえず以下のような感じですが、専門用語だらけなので訳しているのだかそのままなのだか・・・^^;
これで大丈夫でしたらこの調子で続けます。これでは微妙であればもう少し詳しい注釈を加えつつ進めます。
如何でしょう?


ハイトゥースコンタクトは、ドライブギアの表面または歯先円の方に当たりが出ている状態です。この状態を修正するには、ピニオンを噛み合いが深くなる方へ動かす、すなわち、インナーベアリングカップとハウジングの間にシムを加え、新しいコラプシブルスペーサーを入れることでピニオンコーンセッティングの距離を縮めてやる(ドライブギアとピニオンギアのクリアランスを減らす)ことが必要です。
この修正によって、歯のトーがドライブ側に、ヒールがコースト側に行きがちになるので、項目78と79の修正が必要になるかもしれません。
18:秋山 :

2015/02/10 (Tue) 10:09:10

 japthugさん

 おはよう御座います。お忙しいのにご無理をお願いしてすみません。 まだまだやるべき事が山積みして居りますので、 間のあるときで結構ですよ。

 "デフを分解するような作業をするなんて秋山さんくらいですよ"と小川さんに笑われて居ります。(^;^)

 皆さんに興味を持っていただいて、一寸驚いて居ります。 春先までには何とか完了したいですね。

 
17:秋山 :

2015/02/10 (Tue) 09:47:43

  しゅうチャン さん

  はじめまして、情報有難うございます。
  矢張りペケに成っておりましたか・・・ 良くよく考えてみれば、既存の物に付け加えただけの物ですからね!
  良くて実用新案位かな? 良則さんも仰って居る様に、当時はエンジニアも藁をも掴む思いで研究していたのでしょうね。 今でこそ笑えますが気持は良く判ります。
  ステンレスのEXシステムに交換した時、その甲高い音に閉口し、断熱テープを巻き付けダンピングしました。 これとて似たり寄ったりでしょうか・・・

  又、何か参考に成るようなご意見情報など御座いましたら、宜しくお願い致します。
16:Japthug:

2015/02/10 (Tue) 05:53:15

秋山さん

すみません、最初の方から読まないとよくわからないので少しお時間ください・・・^^;
今日中には書き込みます。
15:秋山 :

2015/02/09 (Mon) 21:09:01

こんばんは

 貴重と言うか珍重な情報を頂きましたね! ホンダがねー・・・・ Srs3のダンボール入りペラシャフトとはどんな関係だったのでしょうね?
 ジャガーが特許を買っていた? はて?私のには何が入っているのかな? (^;^) 冗談はさて置き、まさか今の車にもダンボール紙は無いでしょうね!

 ”何故この難物に挑戦するか?”って改めて聞かれると・・・・返答に窮しますね!   要するに車いじりが好きなんでしょうね。(^;^) 私の車、OH作業最後に残ったのがデフでした。 その他はエンジン、AT始め殆ど全てOHしてます。 こう言う作業が出来るから旧車が好きなんですね! 

 基本的な構造は現代の車にも参考に成る部分が有るかも知れませんが、いじった事が無いので何とも云えません。
  
 装置の中でもデフは故障の少ない部品では無いでしょうか。 余りデフに関するトラブルの話題は無いですね。 それでも写真でもお分かりと思いますが、中は綺麗に見えますが、結構オイルは黒く汚れて居りましたよ! 6年位前に交換したのですがね。 

 デフ部分でトラブルはフランジのシールかアウトプットシャフト部のオイルシール位でしょう。

 良則さん珍しい情報を有難う御座いました。きっと皆さんも驚かれているのでは? 一寸どころか全く想像も付きませんよね! だから特許?(^;^)
 

 
14:しゅうチャン :

2015/02/09 (Mon) 20:38:52

(ご参考です)

 この特許出願は最終的に、審査で拒絶査定(ペケ)となっているようです(T_T)
 特許を取るのはそんなに難しくないようですが、この技術は、新規性&進歩性がなかった,ということでしょう,たぶん

・新規性…公然知られた(実施された,刊行物に記載された等)発明である → 新規性なし

・進歩性…通常の知識がある当業者が容易に発明できる → 進歩性なし

 とされているようですが、何かわかりずらいですねぇ (・へ・)
13:良則 :

2015/02/09 (Mon) 19:04:38

ダンボール紙入りのプロペラシャフトを見たのは30年近く前です。
多分Sr-Ⅲのものだったと記憶しております。
以前勤務していた会社で研究用に車を購入し、データ収集後に分解したものでした。
プロペラシャフトの肉厚を調べるため切断したら、中にダンボール紙があったと言うオチです。

気になったので検索してみると国内ではホンダが同様の内容で特許申請をしていました。
基本的にFRを造っていないメーカーなのに(笑)
http://astamuse.com/ja/published/JP/No/2006220187
これによると、少なからず効果はあるようですね。
ちなみにジャガーは一層でしたけど・・・

レースカーでもない限り、現在でもプロペラシャフトはスチール製だと思います。
12:XK8哲夫 :

2015/02/09 (Mon) 15:52:59

フーン、段ボールですか! 私はコイルスプリングの共振をゴムホースを巻いて抑えた事が有り、思い出しました。
笑えますが、当時は結構マジでした。

でも秋山さんは何故この難物に挑戦し出したのでしたのでしょう? 私には今は到底できませんが、異常現象が出てきて、どうしても直したくなったら参考にしたいと思っています。
11:秋山 :

2015/02/09 (Mon) 15:49:28

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423464569.jpg   良則さん  こんにちは
  XK8哲夫さん  はじめまして

 話の輪が段々拡がって、専門的に(難しく?)なって来ましたね。 普段メンテナンスをしていて其処まで考えて作業などしたことは有りません。 基本は分解した逆順だけですから・・・・

 ところで、スプラインによるペラシャフト長さ調整と言っても、製造時の誤差を吸収する程度の事だと思います。
 旧XJでも初期にはSWB、LWBが有り、私のはSWBでS2のクーペと同じWBです。
 パーツ設定としては夫々にMT用、AT用と4種有りますので、WBの長さをこのスプラインで調整するという物では有りません。

 良則さんの深い洞察力には到底及びませんが、あの重い筒が可也のスピードで回転している訳ですから、少しのバランス崩れでも何らかの悪影響は出る可能性は有るでしょうね。
 これもセンターベアリングを交換した時の作業写真ですが、各ペラシャフトにはダイナミックバランスを取る為かと思われる、鉄片が溶接されて居ります。(赤丸部分) 他にもあったような?
 又、ベアリング取り付け部は全てゴムブッシュで車体より浮いて取り付けられて居りますし、一部前後に長穴に成っており誤差は吸収できます。

 ペラシャフトセッティングには、3点が同一面になるような、冶具で測りながら取り付けをして軸ブレを防いでいます。(作りも古ければ、やり方も旧式ですが・・・)
 古き良き手作り生産時代?の遺物です。(^;^)

 こんな作業でも100Km、150Km/hだしても違和感は有りません。(^;^)

 あの質量の筒内にダンボール紙を入れて・・とは(^;^)、苦労していたのですね!

 S3のペラシャフトはもっと太く重いです。
 XJ-Sのペラシャフトは途中にスプライン結合の有る1本物なのですか?

 現代の車のペラシャフトの材質って鉄では無いのですかね?
10:良則 :

2015/02/09 (Mon) 12:58:25

現在のように解析技術が確立されていなかった時代では、プロペラシャフトの共振音を抑えるのに苦労をしていました。
径や肉厚を固定し様々な長さのものを試作・検証した結果、共振の無い長さをなんとか導き出していたのです。
同一メーカ内では車種が異なっても同じシャフトが使われている事例が多くありました。
このような背景が有ったので、「プロペラシャフトの長さは固定」と表現させて頂いた次第です。

ちなみに、かなり昔に見たジャガーのプロペラシャフトですが、シャフト内部にダンボール紙が入っていました。共振に対して効果があった対策なのでしょう。
個人的にはダンボール紙で共振が抑えられるとは思えないのですが、当時のエンジニアは色々と苦労したんだなぁと感じさせられました。
9:XK8哲夫 :

2015/02/09 (Mon) 10:56:21

皆さま、こんにちは。 良則様の「ペラシャフトの長さは固定」の話に興味があり加わらせて頂きます。
長さ固定論は多分、軸の共振に対して神経を使っている、との事だと思います。
また一方、秋山様のペラ軸の長さでホィールベースに合わせているとの事ですが、実際は製造会社により考え方が違うのでしょうかね?
10%程度の長さ変更で危険速度がそれ程変化するとは思えませんが、何しろこの分野は素人なので知りたい気がします。
8:秋山 :

2015/02/08 (Sun) 20:33:58

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423395238.jpg japthugさん  今晩は

 援軍のお申し出有難う御座います。 

 チョビチョビと読んでは居たのですが、一寸長くなると何だか分らなくなります。(^;^)

 余談ですが、以前ATをOHした時にクラッチ板(メタル)が訳有ってconing状に成っていますが、それをチェックする際、not less than .010 in.を勘違いして逆に解釈し、危うく板を平らにするところでした。(^;^) 
 
 私はXJ-Sのマニュアルは持っており、XJSrs2のマニュアルと比べてみた所、記述は同じでした。

 XJ-Sのマニュアルでは51-6頁の67 In High Tooth Contact・・・と云うフレーズで始まる項目ですが、宜しければ是非お願い致します。
 和訳文はご自身のBBSの方に載せて頂いても結構です。 何時も拝見させて頂いておりますので。

 今日はデフばらし最後のピニオン軸ベアリング抜きに挑戦しました。今回の一連の分解作業で一番大変だったのがベアリング抜き作業でした。 物が大きい上、インナーレースが固く嵌っておりますので、並みのプーラーなど歯が立ちません。何個かはディスクグラインダーで切り開き引き抜きをしましたが、今日のベアリング抜きは、手持ちの一番大きなプーラー爪を加工してやっと写真の様にまともに抜く事が出来ました。(^;^) (再使用は基本的にNGです。)

 では宜しくお願いします。
7:Japthug:

2015/02/08 (Sun) 18:23:01

秋山さん
マニュアルの英語、なんぼでも訳しますので遠慮なくお申し付けください。
マニュアルを写真でお送りいただくかここにアップロードでもしていただければ訳します。
というかXJSとデフの構造多分一緒ですよね?マニュアル確認してみます。
6:秋山 :

2015/02/08 (Sun) 13:34:56

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423370096.jpg  良則さん

 ご意見、アドバイス有難う御座います。機械素人の作業に専門的な立場からの見解を頂けるのは大変有り難い事です。
 
 このXJに関してですが、エンジン~デフ間の寸法調整のしわ寄せをデフに持って来ることは無いと思います。
 ペラシャフトは2ピースで構成されて居り、中間の結合フランジ付近に支えのベアリングがあります。
 前部シャフトにはスプライン結合部があり、此処で全長は調整可能です。
 アップした写真は以前ベアリングを交換した時に、序にベローズ交換や手入れをした様子です。

 歯当たりですが、バック方向(歯の裏面)には見当たりません。 マニュアルには色々な状況での処置方法が書かれて居りますが、年を食いますと中々理解しずらくなり往生しております。(^;^)

 これからもお気付きの節はご意見頂きますよう宜しくお願いします。
 
5:良則 :

2015/02/07 (Sat) 22:25:09

スプラインの切り上がり部がベアリングに掛かっているのはおかしいですね。
以下は推測ですが
振動、騒音の関係でプロペラシャフトの長さは基本的に変更されない事が多いです。
車のデザインからホイールベース、エンジン搭載位置が決まって、購入部品であるミッションの長さが決まります。プロペラシャフトの長さがほぼ固定ですから、シワ寄せはデフに集まります。
個人的な感覚ですが、デフの全長が短いように思います。
残されたスペースでコンパニオンフランジのスプライン嵌合長さを確保したら切り上がり部がベアリングまで掛かってしまった、と言うストーリーではないでしょうか?

仰られているようにリングギヤの歯当りは歯先に集中していますね。
もしかして、シム調整で何とかなるかも知れません。
ギヤセットの最終加工であるラッピングでは歯当りを中心付近になるようにしているはずですから。

ギヤケースやデフキャリア内部にまで塗装を施しているとは、かなり手の込んだ造りをしていたのですね。
4:秋山 :

2015/02/07 (Sat) 21:39:10

https://bbs9.fc2.com//bbs/img/_153400/153303/full/153303_1423312751.jpg  こんばんは

 japthugさん おまたせです。
 良則さん  はじめまして。

 仰られる様にギアの当たり調整は難しいと思います。最も安全策は分解した時に使われていたシムを其のまま組み込む事です。
 このシムですが、ピニオンシャフト側はギアの前に付くベアリングキャップとハウジングの間に入っております。今回は厚さの異なる2枚が入っておりました。(先日の写真参照) クラウンギア側は今日添付した写真の左下の様にベアリングとデフギアブラケット?間に入っております。4枚入っており、1.8ミリ程の厚さに成ります。 反対側にも2枚入っておりましたがが、両ベアリング間の寸法をデフケースに取り付ける内寸と合わせなければ成らず、厄介です。

 先日の写真でお気付気かもしれませんが、コンパニオンフランジのスプライン切り欠き部がアウターベアリング勘合部下まで伸びている事です。普通は有り得ませんよね?  そうしてこのベアリングが手で嵌められるなんて・・・・ 写真の右上2枚は下部にトンネルが有って、前に出口?が有ります。 下の写真で後ろから金属棒を突っ込んだものが有りますが、後ろはオイル注入口でオイルレベルです。 前は一寸低く成りましたが、この位のレベルでオイルが入っている訳で、 前側のベアリングにオイルが良く行き渡る様に工夫されて居る物と思います。
 ベアリング勘合がゆるゆるなのは、後ろに入るコラプシ・スペーサーをフランジナットで締め付けて調整する為も有ります。

 良則さんが云われて居られる様に、ピニオンギアには特に一部分だけが当たっている様な形跡は見当たりません。 クラウンギアには改めて撮った訳では有りませんが、歯の外側部分に一様により強く?ピニオンギアが擦っている様な形跡が見られます。車が前進する方向。(左上写真)

 残りの写真は今日はケースの錆び取りやクリーニングをして、綺麗になったベアリングセット部分のものです。
 天気になりましたら塗装です。

 ギア調整部のマニュアルを読んで見ましたが、チンプンカンプンです。(^;^)
 
  又頑張ります!
3:良則 :

2015/02/07 (Sat) 11:05:13

秋山様、はじめまして。
デフのOH御苦労様です。
又、貴重な写真のUP有難うございます。

コンパニオンフランジ嵌合部は角型スプラインなのですね。
一部のアメ車に使われているのは知っていましたが、ジャガーにも使われていたとは、今回の写真を見て初めて知りました。
更に、ベアリングのサイズが前後で異なるのも特徴的だと思います。

それにしても、キレイな歯当りです。
2:Japthug:

2015/02/06 (Fri) 23:02:19

いやはや好物の話題となってまいりましたw
本当にストリップダウンされたのですね!ギアの歯のあたり調整は至難の技だと聞きますが、うまくいくことを祈っております。

  • 名前: E-mail(省略可):
  • 画像:

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.